PC → PU(Personal Universe)の時代へ

認識の変化からはじまる 新しい自分、新しい関係性、新しい日本

「いのっちって、クローズだよね!」~カフェ・ミヤマでの衝撃①~

今までは、志や人工知能に関することを書いてきましたが、少しづつ僕自身のことも書いて行こうと思います。

 

今は人前で話したりブログやSNSで自分の考えや意見を堂々と発信できるようになりましたが、実は・・・小学生の頃から長年コミニケーションや人間関係のことで悩んできました。

 

近所の友達と遊んでいる時に同じものを見てもみんな言うことが違う。だから、この世には絶対にこうだと言えることはないんだ。それなら言ってもしょうがない…

そういうことを思っていたせいか、誰と話している時も自分が思っていることをうまく表現できない。何か言いたくて必死にしゃべろうとしても次の話題に移ってしまって、結局何も話せないまま話が終わってしまう。

そんなことが殆どでした。

 

だから、どうやったら上手に話せるようになるんだろう…と、真剣に悩んでいました。

 


ある時、本屋で1冊の本を手に取りました。心理学の本です。

パラパラとめくってみると解決のヒントが書いてあるような気がしたので、じっくり読んでみたくなりました。だけど、自分が悩んでいることを誰にも知られたくなくて、本は弟に買いに行かせました(苦笑)


その本には、あいづちを打ちながら話を聞く、おうむ返しにして話しを促す、他人の話は否定しないで聴く、話している人の目をきちんと見るといったコミニケーションに関する様々なスキルが書いてありました。


特に印象に残ったことは、"他人に必要とされる人は、人の話をよく聴く人だ"と書いてあったところです。

 

自分のことを話すのは苦手だけど、他人の話なら聴けそうだ!と希望が持てました。それからは、意識して友達や両親の話を聴くようになりました。


成長するにつれて彼女ができて付き合うようになるんですが、「いのっちは何を考えているのか分からない。」「いい人すぎて、私にはもったいない・・・」「いのっちの話はぜんぜん面白くない、元彼の話の方が面白かった。」と、フラれてばかりでした…_| ̄|○

なんでいつもフラれてばかりなんだろう…話を聞くだけじゃダメなのか…と、また別の悩みが出てきてしまいました。


それだけではなく、大人になってからも自分のことは話さず、他人の話しばかり聞いているので、自分でも何を考えているのか何を感じているのかさっぱり分からなくなり、人と関わるのは面倒だなぁ~と感じるようになっていました。

 

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そんなある日、カフェミヤマ渋谷公園通り店で衝撃が走りました!


偶然知り合った教育関係の仕事をしている人とお茶をすることになって、その日もじっくりとその人達の話を聴いていました。すると突然、

 

「いのっちってクローズだよね!

私、コミニケーションが循環しないと気持ち悪いの~」


え!?クローズってなに?コミニケーションが循環するってどういうこと?一瞬、頭の中がパニックになりました。


どういうことなのかを訊いてみると、心を閉ざして自分のことや本音を話さないこと。会話が一方通行になってしまっている。ということでした。


自分のことや本音が言えないことを自覚していましたので、「そうですね…。」と素直に認めました。それと同時に、あぁ…ようやく自分の気持ちに気付いてくれる人がいた…という安堵感もありました。


本当は自分の話をじっくり聴いくれる人が欲しかったんです。上手く話せない、言語化できないもどかしい気持ちに気付いて欲しかったんです。


それからは、徐々に心を開いて少しづつ自分ことを話せるようになっていきました。

言語化するまでのペースが遅くて話しがまとまらないにも関わらず、言語化できるまでじっくり待って話しを聴いてくれる。そんな人と出会ったのは生まれて初めての経験でした。


今でも忘れないこの衝撃的な経験は、のちにコミニケーションや人間関係の問題解決につながっていきました。